【転職あるある】目の前に 求人票が てんこ盛り

転職あるあるでは、転職で起こる「あるある」について、 ジョブ吉がニャン子先生からアドバイスをもらう様子をお届けします。

それではどうぞ。

目の前に~
求人票が~
てんこ盛り

これは要するに、 もわ… もわわわ……

<回想シーン>

竜玉物産に勤務するS藤は、初めての転職に際して、転職エージェントの担当者との電話面談の日を迎えたのですが…

S藤:ええと、電話番号はこれか…ピ・ポ・ピ・ピ・ピ・ポ・ポ・ピ・ポ・ピ・ポ……トゥルルルルッ、 トゥルルルルッ

猫田:ガチャ…はい。

S藤:あっ、電話面談の件でご連絡しました。S藤です。

猫田:ええと、はいはい。電話でのおはなしですね。

S藤:よろしくお願いします。 

猫田:いくつか質問をさせていただきますね。

S藤:はい。

猫田:まず、金額的な話ですが…

S藤:ああ、ええっと、今の所と同じ水準を希望します。1,200万ですね。

猫田:えっ、もしかして「月1,200万」ですか?

S藤:何、冗談言っているんですかw 「年1,200万 」に決まっているじゃないですかw

猫田:ですよねーw ちなみに、場所的なご希望は…

S藤:あっ、都内であれば大丈夫です。

猫田:分かりました。他にご希望は?

S藤:そうですねー、上を目指したいです。

猫田:ほほぅ、具体的には?

S藤: うーん、やっぱり、てっぺん狙うっきゃないでしょう! (キャリア的に)

猫田:おおー! 流石ですッ それでは条件に合うものをお調べしますので、一旦、お電話を切らせていただきますね。

S藤:はいー。

-5分後ー

猫田:お待たせしました、

S藤:はい。

猫田:ええと、猫田さんの条件に合うものは300件ほどありました。

S藤:えーっ、そんなに? てんこ盛りですねw

猫田:マンションの最上階でも、年1,200万円(月100万円)出せるのであれば、いくらでも優良物件はありますからねー。

S藤:え? 物件?

猫田:はい。

S藤:え? 求人案件じゃないの?

猫田:え? 

S藤:え?

猫田:ウチは「猫田不動産」ですよ?

S藤:「ウミルートキャリア」じゃないんですか?

猫田:あー、そこの会社、うちの会社と電話番号似ているから、たまに間違い電話をかけてくる輩がいるんですよね。ウチは「ピ・ポ・ピ・ピ・ピ・ポ・ポ・ピ・ポ・ピ・ポ」じゃなくて「ピ・ポ・ピ・ピ・ピ・ポ・ポ・ピ・ポ・ピ・プ」ですよ。本当にもういい迷惑ですよねー、クソがッ!

S藤:ぴえん!

ってことですよね? 教えて、ニャン子先生!

アドバイス・タイム

ニャン子:転職エージェントに相談に行ったら、不動産仲介屋さんのごとく条件面だけ聞かれて、てんこ盛りの求人票を提案されるのは「あるある」よね。

ジョブ吉:ふむ、やはり。

ニャン子:転職エージェントは、少なからず確率論に行動を支配されていることが問題なのよね。

ジョブ吉:確率論?

ニャン子:そう。面談成約率とか、選考通過率とか、求人提案承諾率とか、そういった数値から逆算して「初回面談では90分の時間の中で30件は求人提案すべし!」みたいなノルマを弾き出しているってことよ! 転職エージェントのキャリアアドバイザーの立場的には、ヒアリングは程々に、ひたすら求人提案しまくる必要があるのよ。

ジョブ吉:うーん、求職者の人生がかかっている話なのに、ものすごくビジネスライクですね。

ニャン子:だって、転職エージェントはビジネスだから仕方ないわ。でも、転職エージェントの中には、きちんと求職者に向き合うことのできる担当者も存在するのよ。

ジョブ吉:へぇ、そういった良い担当者に出会うにはどうすればいいですかね?

ニャン子:そうね、知人から優良担当者を紹介してもらえるケースを除くと、基本的には「運」だから、複数の転職エージェントを利用する中で良い担当者と出会いを引き寄せるしかないわね。

ジョブ吉:ニャン子先生、話は分かりました。

ニャン子:分かってもらえてよかったわ。

ジョブ吉:で、実際にニャン子先生がこういった「もわわわ~ん」なシチュエーションに遭遇したら、どうなんです?

ニャン子:電話面談中に、間違い電話に気づいた瞬間のS藤の立場でどうするのかって意味?

ジョブ吉:はい。正確には「あー、そこの会社、うちの会社と電話番号似ているから、たまに間違い電話をかけてくる輩がいるんですよね。本当にもういい迷惑ですよねー、クソがッ!」と言われた時にどうするか? ですね。

ニャン子:そうね…

ジョブ吉:はい。

ニャン子:ぴえん超えてぱおん!!

ジョブ吉:貴重なお話ありがとうございました!

執筆者はこの人!

ニャン子
ニャン子

転職支援のプロ。人のキャリアは地続きになっているので転職した瞬間に薔薇色の展開が拓けるなんてことはないのだから、今をしっかり生きましょうと伝えたい派です。

公開日 2019-06-20 最終更新日 2022-05-22