【就活あるある】就活で やる気が出ない 出ないんだ

就活あるあるでは、就活で起こる「あるある」なシーンを詠んだ俳句について妄想を膨らましたニャン子が、ジョブ吉先生からアドバイスをもらう様子をお届けします。

それではどうぞ。

就活で~
やる気が出ない~
出ないんだ

これは要するに、

ぽわ…

ぽわわわ……

<回想シーン>

都内の大学に通う普通の大学生であるN田は、早期からのスタートダッシュで就活を進めるも、途中から就活でのやる気が 段々出なくなっていた。そんなある日のこと…

N田:あれ、こんなところに病院ってあったんだ…

-熱血医院 外科・内科・やる気出す科-

N田:え、やる気出す科? 怪しいけど入ってみるか…

自動ドア:ウィーン

受付の人:こんにちは、初診の方ですか?

N田:はい。ちょっとやる気が出なくて…

受付の人:あっ、やる気出す科の受診ですね。少々お待ちください…カチャカチャ…

N田:えっと…頭に何を装着しているんですか?

受付の人:これは「やる気スカウター」よ。やる気を定量的に測定する機械なの。眼鏡みたいでカッコいいでしょ?

N田:へぇ、いまどきそんな便利なものがあるんですねぇ。

受付の人:では、あなたのやる気を測定しますね~。

N田:あっ、はい。

受付の人: ピピッ…

N田:どうです?

受付の人:ボソッ(やる気力…たったの5か……ゴミめ)

N田:いま何て言いました?

受付の人:ううん、なんでもないわ。じゃあ、4番の診察室に入ってもらえるかしら?

N田:はい。

-診察室-

N田:よろしくお願いします。

医者:ふむ、君のオーラからは全くやる気が感じられないね。まるでゴミのようだ。

N田:初対面でずいぶん失礼ですね。

医者:ちょっと上半身裸になってもらえる?

N田:はい、触診ですね。わかりました…ぬぎぬぎ……

医者:あれ?

N田:え?

医者:後ろ向いてもらえる?

N田:はい。

医者:あれ?

N田:どうしました?

医者:ない…

N田:どうしました?

医者:だから、ないんだよッ!

N田:何がないんですかッ!

医者:やる気スイッチ。

N田:ねぇよ!

ってことですよね? 教えて、ジョブ吉先生!

アドバイス・タイム

ジョブ吉:これは「あるある」だね。

ニャン子:やはり。

ジョブ吉:やる気は基本的に “ゆっくり” に変化するものだから、やる気が落ちている場合、急にやる気を出すのは難しいんだ。

ニャン子:ゆっくり?

ジョブ吉:うむ。やる気スイッチをパチンとONに切り替えた瞬間に…うぉおおおお、やる気が、やる気がァ…み・な・ぎ・るぅぅぅなんて、なるわけがないってことだね。

ニャン子:ほほう。

ジョブ吉:だから、やる気が出ないなーって時は、自身がやる気が出ないトレンドに乗っているわけだから、その流れに無理に逆らわないってことが一つの対処法になるよ。言い換えると「やる気の自然回復」を待とうね、って話。

ニャン子:風邪は寝て治せ、みたいな話ね。

ジョブ吉:うむ。就活シーズンは、みんなが同じように動く傾向が強いから「就活をして当たり前」っていう外圧がはんぱないだろうけど、やる気の自然回復を待つ(就活を休止する、就活をやめる)っていう選択肢があることを憶えておいてほしいんだ。

ニャン子:それは同感だわ。だけど、やる気が回復するのを待つ以外に、やる気を出す方法はないのかしら?

ジョブ吉:そうだね…たとえば、コンビニで募金するのはお勧めだよ。「誰かの役に立つこと」の実感を持つことは大切だからね。

ニャン子:どういうこと?

ジョブ吉:就活をしていると「年収はこれぐらい欲しい」とか「やりがいが欲しい」とか、自分が得ること=Takeに視点が凝り固まるところがあるんだけど、誰かの役に立つこと=Giveの視点に立つことで就活の景色が変わると思うんだ。「誰かの役に立つ上で自分は何をできるのか。何をやりたいのか、何をするべきなのか」ってね。

ニャン子:なるほどね。

ジョブ吉:人は自分自身のためよりも、誰かのために働くことにやりがいや生きがいを覚えると思うんだ。だから、就活でやる気が出ない状態にある時は、自分自身が得ることではなくて誰かの役に立つことを考えると、就活に対するやる気も湧いてくるんじゃないかな。コンビニ募金は「誰かの役に立つこと」を実感したり、考えるための一つのアクションなのさ!

ニャン子:ジョブ吉先生、話は分かりました。

ジョブ吉:うむ。

ニャン子:で、実際にジョブ吉先生がこういった「ぽわわわ~ん」なシチュエーションに遭遇したら、どうなんです?

ジョブ吉:やる気力5のN田の立場でどうするのかって意味?

ニャン子:はい。

ジョブ吉:う~む…

ニャン子:はい。

ジョブ吉:ふふふ…やる気力はコントロールできるんだぜ…ハァアアア……さぁさぁ、やる気スカウターで俺のやる気力を測って見やがれッ

ニャン子:…19000…20000…うそ、まだ上がるの?……21000…22000…

ジョブ吉:ハァ、ハァ…ワイのやる気力はどんなもんじゃい?

ニャン子:私のやる気力は530000ですよ?

ジョブ吉:えっ

ニャン子:貴重なお話ありがとうございました!

執筆者はこの人!

ジョブ吉
ジョブ吉

就活支援のプロ。自分のキャリアを考える機会を増やすことで“くじ引き”と言われる初職選びで外れくじを減らすことができると信じている派です。Twitterはこちら

公開日 2019-08-06 最終更新日 2022-05-22