就活に関する質問や悩みに、就活支援のプロフェッショナル「ジョブ吉」がズバッと答える企画。それが就活相談です。
それではどうぞ!
就活相談の内容
ベンチャー企業に行こうか、それとも大企業に行こうか悩んでいます。
内定していた大企業に就職するつもりだったのですが、最近、ベンチャー企業の社長と1対1で話をする機会があって、その場で「ウチの会社で働いてみないか?」というお誘いを受けました。私としては社長のビジョンや人柄に惹かれたので、そのベンチャー企業(創業3年、社員数20人)に行きたいと思っています。
ですが、そのことを親や友人に話すと皆が皆「ベンチャーは辞めた方が良い」と口を揃えて反対してきます。
「新卒でしか大企業には入れない」とか「一旦、大企業でスキルアップしてからベンチャーを考えればいいのでは?」と言われると確かにそうだよなぁと思うこともあって悩んでいます。どうしたら良いでしょうか?
就活相談の回答
どうも、 ジョブ吉ですʕ•ᴥ•ʔ
ベンチャー企業の社長さんって「人たらし」だよね~?
信用も実績もない創業フェーズから売上をつくっていくのは誰だか分かるかい? それは社長だよね? 自らがトップセールスとして売上をつくっていくために、お客さんを口説いているんだ。
事業が安定的に成長軌道にのるまで資金を工面しているのは誰だか分かるかい? それは社長だよね? 資金の借入れや投資をしてもらうために、金融機関や投資家を口説いているんだ。
信用も実績もお金もない状況から、社員という仲間を集めていくのは誰だか分かるかい? そう、そうなんだ。社長なんだ。同じ未来を信じて共に頑張れる仲間を見つけるために、求職者を口説いているんだ。
つまり、天性の人たらしでないと務まらない役割を担っているのがベンチャー企業の社長さんってことだね。うん。
そんな人たらしの最高峰であるベンチャー企業の社長さんから「ウチに来ませんか?」と口説かれているにも関わらず、今時点で入社を決めることができていないアナタは、おそらく、そのベンチャー企業に向いていない可能性が非常に高い。
言葉を変えると、その社長さんがアナタに話をしたであろう「そのベンチャー企業の未来」を信じることができなかった、共に頑張ろうと思うことができなかった。
そういうことじゃないかな?
ちなみに、余談になるんだけど…
合理的に物事を【判断】するためには時間をかけることは有効だけど、就職や結婚といった合理非合理の枠を超越するライフイベントの意思決定で要求されるのは【判断】ではなくて【決断】なんだ。
そして【決断】に関しては必ずしも時間をかけることが有効ではないし、時に、時間のかけ過ぎが逆効果になることがある。
つまり、アナタが【決断】を迷っている間にベンチャー企業側からは「ご縁がなかった」とみなされている可能性がありますってことだねʕ•ᴥ•ʔ
こちらからは以上です。
執筆者はこの人!

就活支援のプロ。自分のキャリアを考える機会を増やすことで“くじ引き”と言われる初職選びで外れくじを減らすことができると信じている派です。Twitterはこちら。
公開日 2019-07-31 最終更新日 2023-02-05