【おすすめ】就活や転職に使える口コミサービス

企業側のPR情報に溢れる就活や転職活動において、口コミは情報の非対称性を解消するための大きな力になります。

今回は、就活や転職で使える「口コミサービス」をご紹介します。口コミ情報は取り扱いがやや難しいので、口コミの取扱説明書( 口コミ情報と正しく接するためのノウハウ)も併せてご覧ください。

就活や転職に使える口コミサービス

みん就

みん就(正式名称:みんなの就職活動日記)は、楽天グループ株式会社(1997年創業)が運営する登録者55万人・29,000社以上の口コミが集まる、日本最大級口コミ就職サイトです。

就活生向けの匿名掲示板サービスとも言える、みん就の最大の特徴は、誰でも気軽に投稿できる利便性にあります。

その特徴が、人気企業の選考情報などをリアルタイムに見ることができるメリットをもたらす一方で、正しい情報の中に「信頼性に乏しい情報」や「主観的な感想に過ぎない情報」などが混ざってしまう問題を生み出しています。

<特徴>

  • 内定者の選考・面接体験記13万件超
  • 内定者志望動機約25万件超

My News Japan

株式会社MyNewsJapan(2004年設立)は、個人起点のオンラインジャーナリズム事業として「My News Japan」を運営しています。

<特徴>

ジャーナリズムに特化したニュースメディア。企業広告を一切入れずに読者からの会員収入でメディアを成立させることでタブーに切り込んだ報道を可能としている。同メディア内の企画である「企業ミシェラン」では主要200の大企業・人気企業/人気職種について、社員への直接取材を元にした評価記事を閲覧可能。

転職会議

転職会議は、株式会社リブセンス(2006年設立)運営の国内最大級の転職口コミ情報サイトです。

口コミ投稿のガイドライン整備に代表される、口コミの質を追求する姿勢は、口コミサービスのパイオニアとしての誇りを感じさせられます。

“みなさまがご投稿くださる企業評価・口コミは、転職活動中の誰かにとって、候補先企業の「今」と「変化」を知るための重要な情報となります。より楽しく、より自分らしく働きたいと願う人々のために、ぜひ、実体験に基づく率直な声を、客観的な視点からお寄せください。転職会議は、ポジティブな投稿だけでなく、企業に対しての厳しいご意見が含まれた投稿についても、誹謗中傷や個人攻撃にあたらない限り、できる限り掲載する方針をとっています。貴重な投稿を多くの人々に届け、企業側の改善活動に資するため、以下の投稿ガイドラインの順守に努めていただきますよう、お願いいたします”

参考:口コミ投稿ガイドライン

<特徴>

  • 口コミ登録企業数20万社超
  • 口コミ情報300万件以上
  • 求人応募可能 (求人件数は20万件以上)

Openwork

Openwork(旧ヴォーカーズ)は、オープンワーク株式会社(2007年設立)が運営する転職・就職のための情報プラットフォームです。※Openworkの前身となるVorkersは2007年7月にローンチされています。

OpenWorkの使い方に関しては、同社の代表取締役社長の大澤陽樹氏が公開している活用ガイドが参考になります。

“OpenWorkを使って転職・就職する方は他サービスを使うより40%以上ミスマッチが少なくなります。今日はそんな転職や就職に成功したユーザーの皆さまがどのように活用しているかを紹介したいと思います”

参考:転職・就職を失敗で終わらせないOpenWorkフル活用ガイド

<特徴>

  • 年収・社員口コミは1,300万件
  • Web履歴書を登録することで企業からのスカウトを受けることが可能

口コミの取扱説明書

ネガティブな情報が集まりやすい

口コミサービスの情報源は、主に利用ユーザーの退職済み企業(や在籍中企業)の情報です。

そして、口コミサービスの利用ユーザーは転職を意識している方々が多く、 退職済み企業(や在籍中企業)に対する不満を抱えている傾向にあり、その不満が口コミとして反映されやすいと言えます。

つまり、口コミサービスはネガティブな情報が集まりやすい構造になっているので、情報を鵜呑みにしないように心得ておきましょう。

客観的事実が含まれる口コミ情報は信憑性が高い

口コミ情報は「信憑性が薄い」と一般的に言われますが、それは口コミの内容次第です。

たとえば、残業時間・部署名・仕事内容・給料などの客観的な事実情報が書かれている口コミは情報の信頼性が高いと判断できます。逆に、そういった客観的な事実情報が書かれていない主観オンリーの口コミは情報の信頼性が低いといえます。

口コミ情報の確かさは「比較」で見極める

信憑性が疑わしい情報に出会った場合に、その情報の確かさは「比較」で見極めることが可能です。

たとえば、A社の残業時間の口コミ情報が疑わしい場合は、他の口コミサービスでA社の口コミ情報を調べる方法が有効です。

また、口コミサービスは各社間で取り扱う情報が微妙に異なるので (下記例参照) 、未知の情報を得るためにも、ぜひ、口コミサービスを横断的に活用してみましょう。

(例1)Openworkの社員口コミのカテゴリ

  • 組織体制・企業文化
  • 働きがい・成長
  • ワーク・ライフ・バランス
  • 企業分析(強み・弱み・展望)
  • 入社理由と入社後ギャップ
  • 女性の働きやすさ
  • 退職理由検討
  • 経営者への提言
  • 年収・給与

(例2)転職会議の社員口コミのカテゴリ

  • やりがい
  • スキルアップ
  • 福利厚生・制度
  • 成長・将来性
  • 社員・管理職
  • ワークライフ
  • 女性の働きやすさ
  • 入社後のギャップ
  • 退職理由
  • 社員の魅力
  • 面接・選考

口コミ情報の入手手段はたくさんある

口コミ情報を調べるなら口コミサービスがおすすめですが、口コミ情報を入手する手段は他にもたくさんあります。

・OB訪問サービスを使う

気になる会社のことは現役社員に聞いてみるのが一番確実です。仕事に対する不満や給料のようなセンシティブな情報を除けば、多くのことを知ることができます。

<参考情報>
【おすすめ】OB訪問の就活サービス(人気企業内定者のOB訪問ノウハウ集付き)

・部活やサークルのOBを頼る

あなたの身近にいるOBを頼るのも手です。交友関係が広い方は、友人の知り合いまで範囲を拡げることをお勧めします。

・匿名の質問サービスを使う

以下のような匿名の質問サービスを活用して、志望企業や気になる企業の情報を探る方法もあります。

Yahoo!知恵袋
Quora

まとめ

いかがでしたか?

口コミ情報には癖がありますが、口コミ情報は適切に取り扱うことで就活や転職に大きく役立てることができます。

ぜひ、口コミサービスを使ってみてくださいね。

執筆者はこの人!

ニャン子
ニャン子

転職支援のプロ。人のキャリアは地続きになっているので転職した瞬間に薔薇色の展開が拓けるなんてことはないのだから、今をしっかり生きましょうと伝えたい派です。

公開日 2019-07-02 最終更新日 2022-06-19