【おすすめ】OB訪問の就活サービス(人気企業内定者のOB訪問ノウハウ集付き)

就活でOB訪問(OBOG訪問)は必須ではありませんが、業界研究に役立つ、志望動機対策ができる、自分のキャリアを考える機会になる等、OB訪問によって得られるものは数多くあります。

今回は、現代のOB訪問のスタンダードである「OB訪問の就活サービス」をご紹介します。そして、就活のOB訪問のやり方についての基本知識、人気企業内定者のOB訪問ノウハウをお伝えします。

OB訪問の就活サービス

学生の評判、登録社会人の数と質、サービスとしての安全性の観点でおすすめのOB訪問の就活サービスをご紹介します。

Matcher

Matcher株式会社(2015年設立)は「就活相談にのるので、〇〇してくれませんか?」のキャッチコピーで知られる、OB・OG訪問マッチングサービス「Matcher」を運営しています。

<特徴>

  • 自分の大学以外の先輩にもOB訪問をできる
  • 社会人のプランに申込む形でOB訪問をする
  • ワンクリックで申込可能

ビズリーチ・キャンパス

「ビズリーチ・キャンパス」は株式会社ビズリーチ(2007年設立)が運営するOB/OG訪問ネットワークです。大学別のサービスのため、対象大学以外の学生はサービスを利用できない点は要注意です。

<特徴>

  • 自分と同じ大学の先輩(社員や内定者)の方々と繋がることができる
  • オンラインでOBOG訪問ができる

マッチングアプリ/SNS

OB訪問サービスの基本機能は「マッチング」ですから、同じマッチング機能を備えているサービスで代替可能です。以下はマッチングアプリを活用したOB訪問について語られている記事です。

“Matcherは「OBOG訪問用」っていうのが定義されているから、Matcherに登録してる社会人っていうのは自分の時間割いてでも就活生に会おうとしてくれていて、なんとなく意識が高いイメージがある。THE・OBOG訪問って感じ!でもTinderはそれ専用じゃないからカジュアルにお話がしやすいの。なんか真面目なこととカジュアルなことがミックスして話せるのがよかったのかな”

参考:Tinder就活はOB訪問のコストもハードルも下げる最強の手段|ワカモノのトリセツ|note

出会い系のマッチングアプリは怖いな~という場合は、yentaのようなビジネス系のマッチングアプリやTwitterやFacebookなどのSNSを使ってみるのも良いと思います。

就活のOB訪問やり方ガイド

知っているようで知らない…分かっているようで実は誤解しているだけなのかもしれない……そんな、OB訪問についてのノウハウをまとめました。

<OB訪問のやり方・進め方>

  1. OB訪問の目的を理解する
  2. OB訪問したい相手を探す
  3. OB訪問の依頼をする
  4. OB訪問の質問を準備する
  5. OB訪問する
  6. お礼メールを送る

1. OB訪問の目的を理解する

自分はOB訪問を何故やるのか?

その目的を理解しているかどうかで、OB訪問はまるで違った内容・結果になります。自分がどんなOBに会うべきか、OBにどのような質問をするべきかは、OB訪問の目的次第です。

よって、OB訪問のやり方のファーストステップでは、自分がOB訪問をする目的を理解することが重要です。これからOB訪問の目的となるものをご紹介します。自分にはどの目的がフィットするかを考えながら読み進めてみましょう。

OB訪問の目的①:業界・企業・仕事研究

OBは各自が所属する業界や企業・仕事の現場で働く人であり、現場で働いている人から見える景色はリアルです。

  • 業界が抱える構造的な問題や課題
  • 企業のビジョンや戦略
  • 仕事のやりがいや難しさ
  • 社風や働きやすさ

OBが語るこれらの一次情報は、インターネットを検索しても見つからないことが多いという意味で情報価値が高く、業界研究や企業研究、仕事研究に大いに役立てることができます。

業界・企業・仕事研究を進めることで、自分が本当にその業界や企業・仕事に就きたいのかを確かめることができる他、志望企業から評価される自己PRを考えやすくなる、より本気度の感じられる志望動機を伝えられるようになる、などの選考対策上のメリットも生まれます。

OB訪問の目的②:自己分析

OBには各自がこれまで歩んできたキャリアがあります。日常の学生生活の範囲内ではなかなか出会えないOBとの出会いと通じて、彼・彼女のキャリアを聞くことをきっかけに、

・自分はなぜ働くのか?
・どのように働きたいのか?
・どんなキャリアを歩みたいのか?

を自問自答することで自己分析に役立てることが可能です。

OB訪問の目的③:社風を知る

「何をするかよりも、誰と働くかを重視したい」という人にとって、OB訪問は絶好の機会です。

たくさんのOBとの出会いを重ねていくことで、「〇〇業界の人はガツガツしているな」「この会社の人たちは明るくてポジティブだな」という具合に、業界や会社単位の人の傾向=社風や組織風土が見えてきます。

※厳密に考えると人はそれぞれ違うのですが、大まかには、その人が所属している業界や会社の社風が、その人の性格や価値観に影響を少なからず及ぼしています。

OB訪問の目的④:自己PR

リクルーター制度を導入している企業(※)のOB訪問は実質的な選考の場として捉える必要があります。ゆえに、いかに自己PRをするかがOB訪問の目的になります。

OB訪問という名の選考である以上は、OBは評価者としての役割を担っているので、あなたの能力や熱意をそれとなく探ってきます。きちんと受け答えができるように入念なOB訪問準備が欠かせません。

※リクルーター制度を導入している業界業種は銀行・証券・保険・通信・インフラなどが該当します(詳しくは口コミ情報をリサーチしておくと良いでしょう)。また、OB訪問が選考になるケースでは、多くの場合、企業側からOB訪問のコンタクトがあります。インターンやイベントに参加した後に「当社の社員と面談してみませんか?」といった連絡が来た際には「はは~ん、これは選考だな」と思うようにしましょう。

2. OB訪問したい相手を探す

OB訪問の就活サービスを利用する

まずは、本記事でもご紹介している「Matcher」や「ビズリーチ・キャンパス」を利用することを検討しましょう。OB訪問の就活サービスの良い点は、OBの側が協力的であること、そして、簡単にOB訪問の申込ができることにあります。

OB訪問をする際の心理的ハードルが低いので使いやすいと思います。

キャリアセンターを利用する

OB訪問といえばキャリアセンター(大学の就職課)に相談する方法も一般的です。卒業生名簿やデーターベースから会いたいOBを探してみましょう。 ただ、大学によって学生のOB訪問支援を含めたキャリア支援には温度差があるので、自分の大学がいまいちだなぁという場合は無理にキャリアセンターを頼る必要はありません。

部活やサークルの先輩を頼る

部室やサークル室に頻繁に顔を出すOBの方は「俺を頼ってくれ」と顔に書いてあることが多いので遠慮なく頼りましょう。 

教授や研究室・ゼミの先輩に相談する

慣れ親しんだ部活やサークルの先輩と比べると心理的ハードルが高いかもしれませんが、教授や研究室・ゼミの先輩に相談するのも手です。 

企業の人事部に連絡する

あまり一般的ではありませんが、企業のWebサイト(または就活サイトに掲載されている問合せ先アドレス)からOB訪問をさせていただけないかを問い合わせる方法があります。

3. OB訪問の依頼をする

OB訪問の依頼はメール連絡が基本です(OB訪問の就活サービスを利用する場合は例外です)。依頼メールのテンプレートを活用すると良いでしょう。

<依頼メールテンプレート>

【件名】
OBOG訪問のお願い(●●大学 ●●● ●●●)

【本文】
●●株式会社●●部
●●様

はじめまして。突然のメールでのご連絡となり失礼いたします。
●●大学 ●●学部 ●●学科に在籍中の●●● ●●●と申します。

現在、私は就職活動をしており、貴社の事業や仕事内容に興味を持っております。そのような状況からOB訪問をさせていただける可能性のある方を探している中で、キャリアセンターにて〇〇様の連絡先をお聞きし、この度ご連絡を差し上げました。

OB訪問をお受けしていただけることが可能であれば、〇〇様のご都合の良い日時・場所にて、貴社についてのお話を伺えますと有難く思います。

ご多忙でいらっしゃると思われる中において大変恐縮ではございますが、お返事をいただけますと幸いです。

==========================
●●大学 ●●学部 ●●学科 ●年
●●● ●●●
TEL:xxx-xxxx-xxxx
E-mail:xxxxxx@xxxx.co.jp
==========================

<依頼メールのポイント>

  • メールの件名はフルネームを入れる(名字だけだと間違われることもあり得る)
  • どこから連絡先を知ったかを伝える(上のテンプレートだと「キャリアセンター」が該当)
  • 相手にOB訪問を断る余白を残した誠実な伝え方を意識する(OB訪問を受けてもらえて当たり前という伝え方は、相手からすると図々しい・不誠実と捉えられることもある)
  • 日時場所は相手の判断に委ねる(日時はこちらから候補を先出ししても良い場合もあるが、図々しさが出るので非推奨)
  • 返事をもらいたい旨を明記する
  • 署名を必ず入れる

4. OB訪問の質問を準備する

もし、あなたがインタビューの達人で、OB訪問の場で気の利いた質問を瞬発的にバシバシ繰り出すことのできる高度なスキルを持っているであれば別ですが、そうでない限りは、OB訪問時の質問は事前に準備をしておく必要があります。

良質な質問を準備する際は以下の点に気を付けましょう。

  • 調べれば分かるようなことは質問しない
    ネットを調べれば分かることを質問されると、OBは「いや、それは調べれば分かるやん?」と思わざるを得ません。この学生さんは情報収集力(リサーチ力)がない、やる気を感じられない、などの悪印象を与えてしまいます。
  • その人個人のことを質問する
    せっかくのOB訪問ですから、そのOB自身のことを質問することを推奨します。仕事のやりがい、今の会社を選んだ理由、入社前後でギャップに感じたこと、会社の社風をどのように感じているか、など。後述の「人気企業内定者が語るOB訪問ノウハウ」を参考にしてみるのも良いです。

5. OB訪問する

スーツかビジネスカジュアルの服装でOB訪問に臨むようにしましょう。カジュアルな服装は避けるのが無難です(先方から「当日はカジュアルな服装でお願いします。自分もそうするので」といった話があれば別です)。

持参物はメモを取るための筆記用具とノートがあれば大丈夫です。また、メモを取る際はメモを取る前に許可を取ることがマナーです。「メモを取らせていただいてよろしいでしょうか?」と確認し、許可をいただけたタイミングで筆記用具やノートを鞄から取り出すようにしましょう。筆記用具やノートを取り出しながら「メモを取らせていただいてよろしいでしょうか?」と確認するのはOBからすると「いや、メモ取る気満々だよね?」と思わざるを得ません。

ちなみに、ノートPCでメモを取るとあまりお勧めできません。

  • キーボードをたたく音(打鍵音)がうるさくて気が散る
  • 目線がPCの画面を向きがちで、こちらの話をちゃんと聞いているのか分からない
  • 情報をネットで拡散されそうでちょっと嫌な気分になる

などの理由があるからです。

今どきはノートPCで良いじゃん?と思うかもしれませんし、実は、ノートPCでメモを取ることに何の抵抗も感じないOBが大多数かもしれませんが、一定数の方が不快に感じる可能性がある以上は、手書きのメモが無難であることに変わりありません。

6. お礼メールを送る

OB訪問を終えたら、お礼メールを送りましょう。

OBからすると「おっ、こんなお礼を言ってもらえるなんて…自分が少しでも役に立てて良かったな、またOB訪問の依頼があれば受けようかな」と思えるものです。OB訪問はOBの方々の善意で成り立っている部分もあるのですから、その善意に敬意を払う意味でもお礼メールはきっちり送りましょう。

<お礼メールテンプレート>

【件名】
OBOG訪問のお礼(●●大学 ●●● ●●●)

【本文】
●●株式会社●●部
●●様

お世話になっております。
●●大学 ●●学部 ●●学科に在籍中の●●● ●●●です。

本日は貴重な時間をいただき、ありがとうございました。

●●様からお聞きした貴社の仕事内容はとても興味深いものでした。特に「同じ仕事でも、人によってやりがいの感じるところが異なる」というお話が強く印象に残っています。私自身、どのようなことにやりがいを感じるのかについて改めて向き合いたいと思いました。

本日は貴重なお時間を頂戴しましたこと、重ねて御礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

==========================
●●大学 ●●学部 ●●学科 ●年
●●● ●●●
TEL:xxx-xxxx-xxxx
E-mail:xxxxxx@xxxx.co.jp
==========================

<お礼メールのポイント>

  • お礼メールはOB訪問当日中に送るのがベスト
  • お礼メールで最も重要なことは何を学んだかということなので、ここを丁寧に書く
  • 署名を必ず入れる

人気企業内定者が語るOB訪問ノウハウ

人気企業の内定者が、

  • どのようにアポイントを取ったのか?
  • どういった事前準備をしていたか?
  • どんなことを質問していたのか?

その具体的な内容を知ることは、OB訪問に対する心理的ハードルを下げることはもちろん、効率的で効果的なOB訪問を実現します。

ぜひ、自身のOB訪問に活かしましょう。

三菱商事内定者AさんのOB訪問

OB訪問のアポイントメントの取り方

研究室の先輩に紹介していただき、電話で調整させていただいた。 

OB訪問の事前準備・気をつけたこと

志望動機、自己PRは言えるようにしておくのは当然のこと、質問用紙を作成し事前にメールで送らせていただいた。面接官と話すくらいの緊張感を持って臨むようにした。  

OB訪問時の質問内容

  • 職種名、仕事内容、社内での略歴 
  • 部署の雰囲気 
  • やりがいや面白さ感じたのはどういう時? 
  • 仕事上のジレンマ・悩み
  • 入社動機、それは満たされたか? 
  • 入社前後の企業イメージギャップ 
  • 理不尽な命令、ノルマ、上下関係の厳しさは?
  • 具体的な自己成長、スキル、人脈は? 
  • キャリアプラン 
  • インフラ部門で社員一人一人に求められる資質なり意識は? 
  • 新人に対して、どんな価値観や強みを持った人材を求めているか、それはなぜか 
  • 日本のインフラ業界の問題について。特にゼネコン。
  • インフラ事業の今後の可能性。伸びる? 
  • インフラ事業における他社との大きな違いは? 
  • 他社に比べてユニークな点 
  • 一般的な日々のタイムテーブルは? 
  • 社員の不満、会社として改善すべき点 
  • 休みはどれぐらい?(残業・連休・有給) 
  • 社員の性格は? 
  • 社内風土、企業体質、企業理念の特徴は?
  • 年収水準は?
  • 人事評価の仕組みには納得性が高い? 

OB訪問が役に立ったこと

そのOBの方自身のことを知ることができたのが良かった。どういう想いで働かれていて、どういう生活を送られていて、プライベートをどう捉え生活しているか、など。一緒に働くことを知ることが私にとっては重要だった。

電通内定者BさんのOB訪問

OB訪問のアポイントメントの取り方

ゼミの先輩、知人のネットワークから紹介してもらった。大学のキャリアセンターは全く活用しなかった。夏のインターンが始まる頃から、ぼちぼちOB訪問をしていた(名刺を作っておくといいかも)。ペース的には月に4、5人ペース。当初はアポ取りのメールにすら手こずる状態だったが、だんだんと経験値をためていくごとに社会人とのコミュニケーションは円滑になっていったと思う。

OB訪問の事前準備・気をつけたこと

1. OB訪問を面接だと思ってしっかり準備する
これは非常に大事だと思う。面接ということは、何事も準備しなければならない。少なくとも、業界の動き、訪問企業の事業領域&強み・弱み&今後の経営戦略などを頭に入れた上で、なぜ御社を志望しているのか?(志望動機)、御社で何をやりたいのか?(自分の意思の強さ)、そして自分はどういう人間なのかを、ちゃんと「自分の言葉で語れる」ように意識した(もちろん、最初はてんやわんやだった)。要は場慣れ。

2. コミュニケーションの工夫
OB訪問で会ってくれる方は、みんな自分の時間をつぶして会ってくれる。ということは 面談している時間は、その人にとってある意味で真剣に、ある意味で楽しくないといけないと思う。つまり、面談を楽しむ=楽しめるコミュニケーション、楽しもうとする姿勢が大事だと思う。その人が何を聞いて欲しいかを見極めて質問を作ることが肝心。これは本番の面接時に相手の面接官に対して何を言えば「心に刺さりそうか」を探る練習になった。今思えば、本番の面接でも、そんなに緊張せずに素の自分を出せたのはOB訪問の場慣れ&インターンがあったからだと思っている。

OB訪問時の質問内容

  • 企業文化や風土(どんな人が多いか?)
  • 業界の中のポジション(強み、弱み)
  • 業種別の仕事内容
  • 御社を一言で表すと? 
  • 働く上での心構え 
  • 入社前後においてギャップはあったか?
  • やりがいや面白さ(どんなときに楽しさを感じるか?)
  • 一番辛かったこと
  • 仕事上のジレンマ、悩み
  • 具体的な成長(スキル、人脈など)
  • 今後のビジョン

OB訪問が役に立ったこと

社会人との「会話」をする機会が少ないため、OB訪問を面接だと捉え、コミュニケーションをしっかりと取るという意識していたこと、そして、そういったコミュニケーションに慣れていたことが本番の面接でも「自信」となって役に立ったと思っている。また、会社の雰囲気や、自分とのマッチング度合いなどは、正直、会社説明会では深く理解できなかったので、社員の方とマンツーマンで同じ時間を共有できるOB訪問が大いに役に立った。

みずほ銀行内定者CさんのOB訪問

OB訪問のアポイントメントの取り方

サークルの先輩の場合は直接メールで連絡して会ってもらった。知人の知人の場合は、まず知人に連絡を取ってもらって用件を伝えてもらった後、連絡先を聞いて会ってもらった。

OB訪問の事前準備・気をつけたこと

絶対に遅れないこと。会って頂いたことに対して最初と最後に必ずお礼を言うこと。質問はなるべく多く用意しておくこと。

OB訪問時の質問内容

  • なんでこの企業を選んだか
  • 会社の自慢できるところは何か
  • 会社で当然とされている暗黙の了解 
  • ある程度の給与体系
  • 今まで辛かったこと
  • 実際に働いてみてギャップを感じたこと
  • 尊敬できる先輩はいるか、またそのエピソード
  • 面接でどのようなことを聞かれたか
  • 成し遂げたい夢
  • 就職活動のアドバイス 

伊藤忠商事内定者DさんのOB訪問

OB訪問のアポイントメントの取り方

伊藤忠商事には先輩がいらっしゃいませんでしたが、商社業界という枠で三井物産と三菱商事の先輩を中心にOB訪問をしました。男性の先輩ばかりだったため、女性のお話も伺いたいと思い、お会いした先輩に紹介をお願いして女性の方からもお話を伺えたのが良かったです。

OB訪問時の質問内容

  • なぜ商社に入ったのか
  • 同業他社に比べて、御社の強みは?
  • 仕事をする上で大切にしていることは?

博報堂内定者EさんのOB訪問

OB訪問のアポイントメントの取り方

広告代理店の選考対策セミナーで講師をしていただいた現役博報堂社員の方です。セミナー終了後に名刺をいただき、後日メールによりOB訪問のアポ取りをしました。

OB訪問の事前準備・気をつけたこと

情報収集については、採用HPは当然のこと、その会社のHP全てを見ました。特に、IR情報に掲載されているアニュアルレポートには1年間の経営方針や経営状況などが簡潔にまとめられているので一読の価値ありです(情報量が多いですが、自分の欲しい情報のみを収集すればいいと思います) 。

OB訪問についてよくある質問

OB訪問を始める時期は?

OB訪問はいつ始めても大丈夫です。世間一般的なOB訪問のピーク面接解禁時期の数カ月前と言われますが、それより前から始めている人もいます。

大切なことは「あなたが会いたいOBに会うこと」です。世間一般のOB訪問シーズンなどに惑わされずに、OB訪問の就活サービスを定期的にチェックし続けてタイミングを逃さないようにしましょう。 

とはいえ、OB訪問には向かない時期があります。

それは月末や期末(3月末)です。企業は月次で目標管理をしているケースが一般的なので、月末や期末は追い込みをかけている=多忙であることが多いです。OB訪問時の日程調整で希望日程を提示する場合は、これらの時期を避けるようにしましょう。 

ちなみに、OB訪問を早期に始めることのメリットは、ロングスパンでキャリアについて考えることができる点にあります。

初めての就職活動で自分にとっての良い企業を引き当てることは「くじ引き」を当てるようなものであるという言葉がありますが、ロングスパンで自分のキャリアについて考えることを通じて「くじ引き」の当選確率を高めることができると思います。

セクハラにはどう気を付ければ良いの?

OB訪問を悪用する社会人は少なからず存在します。OB訪問の就活サービスでも水際対策を講じていますが、その対策に安心せずに、自衛意識をしっかりと持つことが大切です。いくつか自衛のポイントを挙げますので参考にしてみてください。

  • 企業公認のOBとだけ会うようにする
  • OB訪問時に飲酒しない(夜間のOB訪問を避ける)
  • オンライン面談を活用する

また、OB訪問で出会う社会人には、学生一人の選考を優遇する力はありませんので「受かりたければ・・・」という脅し文句に騙されないようにしましょう。

万が一、そういった発言を受けた場合は、その社会人の所属企業に速やかに報告しましょう。まっとうな企業であれば誠実に対応してくれるはずです。

執筆者はこの人!

ジョブ吉
ジョブ吉

就活支援のプロ。自分のキャリアを考える機会を増やすことで“くじ引き”と言われる初職選びで外れくじを減らすことができると信じている派です。Twitterはこちら

公開日 2019-07-10 最終更新日 2023-09-30