転職あるあるでは、転職で起こる「あるある」なシーンを詠んだ俳句について妄想を膨らましたジョブ吉が、ニャン子先生からアドバイスをもらう様子をお届けします。
それではどうぞ。
ひょっとして~
相談相手を~
間違えた?
これは要するに、
もわ…
もわわわ……

<回想シーン>
ワイ:パイセン、ワイは転職しようかなーって最近考えているんですけど、どう思います?
パイセン:ファイナルアンサー?
ワイ:え?
パイセン;ファイナルアンサー? それとも、テレフォン使います?
ワイ:テ、テレフォン?
パイセン:それでは、ご自宅のお父さんに繋ぎまぁす♪
ワイ:えっ
パッパ:…(ガチャ)、おうおうおう、どうした?
ワイ:いや、その、、あの
パッパ:何か言いたいことがあるんか?
ワイ:いや、ええと…(ガチャ)
パイセン:はいッ、時間オーバー。
ワイ:話の展開が急過ぎて、何も話せんかった…
パイセン:まだ、“オーディエンス”が残ってますよ?(ニヤニヤ)
ワイ:じゃあ、オーディエンス使います。
パイセン:では、Slack(チャットツール)の全社連絡チャンネルに投稿しますね。
ワイ:えっ、Slackは従業員1,000名全員が閲覧可能な全社連絡チャンネルなんですけど
パイセン:カタカタ…カタカタカタ…カタカタタッターン(軽快なキータッチ音)
ワイ:おい馬鹿、やめろやめろやめろやめろやめろ……
Slack:#全社連絡 この度、ワイ君が私に転職相談をしてきました。私はどのようにワイ君に接するべきでしょうか? 皆さんのご意見をお聞かせください。
ワイ:もうやめて! ワイのライフはとっくにゼロよぉおおおおぉぉぉん!!!

ってことですよね? 教えて、ニャン子先生!
アドバイス・タイム
ニャン子:これは「あるある」ね。
ジョブ吉:やはり。
ニャン子:転職相談は、相談する相手を選ばないと危険なのよ。
ジョブ吉:はい。
ニャン子:まずね、会社の人に転職相談するのは愚の骨頂よ。同期、上司、部下、人事担当者、全部NG。
ジョブ吉:なぜ?
ニャン子:自分の知らない間に「あいつは転職を考えているらしい」という噂が立つことで、裏切り者呼ばわりされたり、評価を下げられたり、仕事のチャンスが回ってこなくなったりする可能性が生じるからよ。会社の人には転職相談をしない is ベストよ。
ジョブ吉:なるほどです。
ニャン子:それと、友人に転職相談するのもおすすめしないわ。転職相談の話題って、本人にとっては重い内容でも、友人にとってはゴシップネタとして消費するぐらいに軽いものとして扱われることがあるわ。
ジョブ吉:世の中、残酷ですね。
ニャン子:そうね。
ジョブ吉:逆に、転職相談がOKな相手は誰ですか?
ニャン子:転職相談の目的次第ね。具体的な転職先を探しているのであれば「転職エージェント」をおすすめするわ。抽象度の高いキャリア相談目的なら「求人紹介なしのキャリア相談サービス」がいいわね。ふわっとした転職相談をしたい場合は「利害関係のない相手」なら誰でもいいと思うわ。
ジョブ吉:誰でもいい? 新橋の飲み屋で出会った見知らぬオッサンでもOK?
ニャン子:OKよ。それに、夜の新橋には歴戦のビジネス戦士が集っているから、並みの転職エージェントに相談するよりもクオリティの高い転職アドバイスをもらえるかもしれないわ。
ジョブ吉:確かにミッドナイト新橋ではソルジャー1stクラスのビジネス戦士と出会えるかもしれない…ふむ、なるほど。話はよくわかりました。
ニャン子: 分かってもらえて良かったわ。
ジョブ吉:で、実際にニャン子先生がこういった「もわわわ~ん」なシチュエーションに遭遇したら、どうなんです?
ニャン子:パイセンに転職相談をしようとしたら、いきなり「ミリオネア」が始まって困惑するワイ君の立場でどうするかって意味?
ジョブ吉:はい。
ニャン子:そうね…
ジョブ吉:はい。
ニャン子:私ならオーディエンスじゃなくて、ヴァイオレンスを使う(パイセンをぶん殴る)わ!
ジョブ吉:貴重なお話ありがとうございました!
執筆者はこの人!

転職支援のプロ。人のキャリアは地続きになっているので転職した瞬間に薔薇色の展開が拓けるなんてことはないのだから、今をしっかり生きましょうと伝えたい派です。
公開日 2019-09-04 最終更新日 2022-05-22