就活に関する質問や悩みに、就活支援のプロフェッショナル「ジョブ吉」がズバッと答える企画。それが就活相談です。
それではどうぞ!
就活相談の内容
採用人数が多い企業は内定しやすい」という話を耳にしたのですが、それは本当なのでしょうか?(本当なら、そういった企業に応募しまくることを考えています)
就活相談の回答
どうも、 ジョブ吉ですʕ•ᴥ•ʔ
「採用人数が多い企業は内定しやすい」というのは嘘だね。採用人数が多い=内定者数が増える。これは事実だけど、内定が出やすいわけではないんだ。
なぜなら、採用基準があるからね。
企業は採用人数を増やすからといって採用基準を下げるようなことはしないんだ。だって、採用基準は「業務の遂行に必要な能力・素養」から組み立てるものだから、採用基準を下げると業務を遂行できない人に内定を出すことになってしまう。自社の戦力となる人材を採用することが目的の採用活動において、戦力外の人材を採用するのは本末転倒ってこと。
ただ、採用基準を超えた評価をされたとしても内定するかどうかは分からないんだ。採用人数100人に対して採用基準を超える人が150人いる場合、50人は落選してしまうことが起こり得る。
これはとても残念なことなのだけど、ここで、仮に採用人数が150人に増えれば全員が内定を得られるわけ。
つまり、「自分が、その企業の採用基準を超えている状況において、採用人数が多いと内定が出やすい」と言える。特に、選考の当落線上(内定するか最終選考落ちするかのギリギリのラインの評価)にある人にとって採用人数が多いことが有利に働くんだ。
ただ、自分がいろんな企業の採用基準を超えているかどうかって、応募して選考を受けてみないと分からないものだから、「採用人数が多い企業は内定が出やすい」という話を信じて、そういった企業群に応募しまくるのは合理的とは言えないよね。
そもそも、内定の出やすさよりも、自分のキャリア観・志向性・興味レベルによって応募企業は考えるべきだと、ジョブ吉は思うよʕ•ᴥ•ʔ
こちらからは以上です。
※余談だけど、世の中には採用基準がものすごく低い企業があって、そういった企業であれば「採用人数が多い=内定が出やすい」と言えるんだ。ただ、待遇や労働環境に問題があったり、「入社後にいっぱい退職者が出ることを織り込んで、たくさんの人に内定を出す」ブラック企業の可能性が疑われるから注意しようね。ジョブ吉との約束だよ!
執筆者はこの人!

就活支援のプロ。自分のキャリアを考える機会を増やすことで“くじ引き”と言われる初職選びで外れくじを減らすことができると信じている派です。Twitterはこちら。
公開日 2023-02-05 最終更新日 2023-04-08