【自己分析】仕事のやりがいが見つかる楽しみスイッチと喜びスイッチ

仕事にはやりがいが大切だと言われるけれど、やりがいとは何なのか? 

私はこう思う。

やりがいとは、何かを頑張るプロセスの “楽しみ”頑張った結果に対する “喜び” なのだと。

そして、やる気を出すためのやる気スイッチがあるように、楽しみを感じるための楽しみスイッチがあり、喜びを感じるための喜びスイッチがあるのだ。

やる気スイッチが、額・後頭部・背中等の分かりやすい所にあるのは有名な話だ(参考URL)。

それでは、楽しみスイッチと喜びスイッチはどこにあるのか。この2つのスイッチは…脳内にあるのだ。ここからは、それぞれのスイッチをONにする方法を説明していこうと思う。

楽しみスイッチをONにする方法

人は、何かを頑張るプロセス(頑張っている最中)に “楽しみ” を感じる時、時間があっという間に過ぎる感覚を覚える。頑張ることに集中することで脳内の時間感覚が圧縮されるのだ。

だから、仕事で「楽しみスイッチ」をONにするには自分の脳が集中状態になれる状況を分析して、そういった状況に置かれることの多い仕事を選ぶと良い。

いくつか例を挙げるので、これを補助線として自分自身がどんな状況に集中できそうかを分析してほしい。

  1. 自分の考えで動く状況に集中できる人
    =裁量の大きな仕事を楽しめる人
  2. 他人の考えに従う状況に集中できる人
    =大組織での仕事を楽しめる人
  3. 孤独に取り組む状況に集中できる人
    =一人仕事を楽しめる人
  4. 周囲と協力し合う状況に集中できる人
    =チームワークを楽しめる人
  5. 頭や手を動かす状況に集中できる人
    =思考系の仕事を楽しめる人
  6. 体や足を動かす状況に集中できる人
    =行動系の仕事を楽しめる人
  7. 新しい挑戦をする状況に集中できる人
    =新規性の強い仕事を楽しめる人
  8. 手順通りに進める状況に集中できる人
    =定型業務を楽しめる人
  9. 周囲と競争する状況に集中できる人
    =競争のある仕事を楽しめる人
  10. 周囲を支える状況に集中できる人
    =裏方の仕事を楽しめる人

私の場合は1番・3番・5番が当てはまる(この状況に置かれることの多い仕事には例えばライターの仕事が考えられる)。さて、あなたは何かを頑張るプロセス(頑張っている最中)において、どんな状況下で集中状態になれるだろうか?

喜びスイッチをONにする方法

人は、何かを頑張った結果、自身の価値観に紐づいた出来事に喜びを覚える。

だから、仕事で「喜びスイッチ」をONにするには自分の脳が喜びを感じる出来事を分析し、そういった出来事を起こしやすい仕事を選ぶと良い。

練習問題として、以下の問題を解いてみてほしい。

【問題】
あなたは大学のテニスサークルで部長を務めています。部長としてチームを先導し、リーグ戦で優勝する結果を残したあなたは、どんな出来事に喜びを感じますか?

  1. 「頑張ることで成長できた」と、自分自身が成長したことを喜んだ。
  2. 「部長、ありがとう」と、メンバーから感謝されたことを喜んだ。
  3. 「お前は、たいした奴だ」と、鬼監督に認められたことを喜んだ。
  4. 「何事もやればできる」と、自分で決めた目標を達成したことを喜んだ。

さあ、あなたの答えは何番だろうか?

私は迷うことなく4番を選ぶ。自分の成長も、人からの感謝も、誰かに認められることも、目標(成し遂げたいこと)を達成する出来事の前には、どうでも良い。私が喜びを感じる出来事は自分で決めた目標達成の瞬間にある。

という具合に考えてみてほしい。 あなたは何かを頑張った結果、どういった出来事に喜びを感じるだろうか? 人の価値観は多様なので、4種類の喜びスイッチに囚われることなく、あなた自身の喜びスイッチを探してほしい。

終わりに

就活や転職をする人が自分の楽しみスイッチや喜びスイッチを探すことは、自己分析を通じて、企業選びの軸(就活の軸・転職の軸)や、その軸を形作るための価値観を発見することと同じです。

この機会に、自分自身と向き合い、自分にとっての仕事のやりがいを見つけてみませんか?

執筆者はこの人!

ジョブ吉
ジョブ吉

就活支援のプロ。自分のキャリアを考える機会を増やすことで“くじ引き”と言われる初職選びで外れくじを減らすことができると信じている派です。Twitterはこちら

公開日 2019-06-21 最終更新日 2022-05-22