就活に関する質問や悩みに、就活支援のプロフェッショナル「ジョブ吉」がズバッと答える企画。それが就活相談です。
それではどうぞ!
就活相談の内容
リクルーターに「好きなことを仕事にするのが一番いいよ!」って言われました。でも、そのことをサークルのOBに言うと「それは無責任なアドバイスだよ、好きなことは仕事にするべきではない」と言われたのですが、どっちが正しいのでしょうか? 私としては好きなことを仕事にできたら幸せだろうなって思います。
就活相談の回答
どうも、ジョブ吉ですʕ•ᴥ•ʔ
好きなことを仕事にすべき派と、好きなことは仕事にすべきではない派の戦い。それは…古(いにしえ)から続く、落としどころの見えない戦いだからね。
こういった賛否両論ある系の話題は、自分なりに真剣に考えて自分で答えを出すしかないからさ、ジョブ吉からはベーシックなアドバイスに限定してお届けするね!
はじめに
「好きなことを仕事にすべきかどうか?」の問いが扱いづらいから、ちょっと分解するね。式はこう書くよ。
好きなことを仕事にすべきかどうか=その仕事をできるのか?+その仕事を続けられるのか?
はい。この式を前提として話を進めていくよ!
その仕事をできるのか?
世の中の多くの人が言うところの好きなことは消費行動である事実を知っているかな?
たとえば「漫画を読むことが何より好きで好きでたまらない」というのは、漫画という商品を購読して楽しむ消費行動だよね。ジョブ吉も漫画大好きだよ!
でもね、仕事というのは生産行動なの。
ジョブ吉の知る限りだと「漫画を読むだけのお仕事」って世の中に存在しないからね。漫画に関わりたいのであれば、漫画の生産行動…たとえば、出版社の編集の仕事をできるのかを考えなきゃだよね。
その仕事を続けられるのか?
「その仕事をできるのか?」は能力やスキルの話だけど、「その仕事を続けられるのか?」は価値観や志向の話なんだ。
仕事を続けるためにはね、
- 仕事を面白いと思えるか?
- 仕事を楽しいと感じられるか?
ということが大切なんだ。とても大切なの。たとえば、出版社の編集の仕事ができたとしても、その仕事が面白くなければ続かないってことだね。
仕事にはいろんな制約(予算・納期・意思決定者の思惑)がつきもので、自分の思い通りに事が運べるとは限らないから、
たとえば、編集の仕事に就いた漫画好きな人が、理想と現実のギャップに苦しんで、仕事が面白くないし楽しくもないと思うようになって、最終的には漫画自体が嫌いになることがあるんだ。
で、そうならないためには「出版社の編集の仕事を面白いと思えるのか?」を前もって確認しなきゃだよね。
最後に
今回のアドバイスの要諦は「仕事研究をちゃんとしよう」ってことね。
ネットでググるのもいい。
業界研究本を読むのもいい。
インターンに参加してみるのもいい。
OBOG訪問するのもいい。
ジョブ吉は「好きこそ物の上手なれ」という考えだから、自分の好きなことがあれば、その気持ちを起点に、あれこれ行動してみるといいんじゃないかな。
こちらからは以上です。
執筆者はこの人!

就活支援のプロ。自分のキャリアを考える機会を増やすことで“くじ引き”と言われる初職選びで外れくじを減らすことができると信じている派です。Twitterはこちら。
公開日 2019-06-28 最終更新日 2023-02-18