行列のできるキャリア相談所。
今日もまた、キャリアに悩める動物たちが噂のキャリア相談所に列をなしているようです。ちょっとだけ、中の様子を見てみましょう…
キャリア相談所の面談風景
コアラ:こ〜んにちわぁ〜、みんなの人気者のコアラさんだよ?
ジョブ吉:あっ、はい。こんにちは。
コアラ:私はバリキャリ(バリバリのキャリアウーマン)を目指したいのですが、そんな私にピッタリな仕事やキャリアはありますかぁ?
ジョブ吉:なんでバリキャリなの?
コアラ:私はキャリアアップ重視のバリキャリな生き方に憧れているんですぅ〜
ジョブ吉:憧れ…か。コアラさんのイメージするバリキャリってどんな感じ?
コアラ:ええと、仕事をバリバリこなしつつも、プライベートもバリバリと充実させて、いつもバリッバリッに輝いているバリバリに高年収の大人な女性のイメージかなぁ〜
ジョブ吉:無駄にバリバリが多いですね。
コアラ:バリキャリですからぁ。
ジョブ吉:ふー、あなたは本物のバリキャリな人に会って、話を聞くことが最優先だね。
コアラ:はい?
ジョブ吉:バリキャリを実践している人のリアルに向き合わなきゃ。あなたはバリキャリな人がどんな苦労を抱えて、どれ程の犠牲を払っているのかを知っているのかい?
コアラ:知らないですわよ。
ジョブ吉:憧れは、対象の良い面しか見えていないことが多いんだよね。だから、悪い面というかネガティブな現実も知るべき。
コアラ:ネガティブな現実?
ジョブ吉:(これだから温室育ちで世間知らずのコアラは困るな…)えっとね、ネガティブな面とは、例えば、地方移住に憧れ
コアラ:えっとね、ネガティブな現実とは、例えば、地方移住に憧れる人が、いざ移住してみると「お洒落なカフェのような気分転換をする場所がなくて悲しい」とか「ご近所さんが勝手に我が家に上がってきてビビる」とか「人付き合いが想像以上にディープで疲れる」みたいなネガティブな現実に心が挫けてしまうみたいな話。つまり、仕事やキャリアを選ぶ際にも、この例と同じことが言えるわけですね?
ジョブ吉:!!!
コアラ:いつから私が「温室育ちの世間知らずなコアラ」だと錯覚していた?
ジョブ吉:なん…だと…
まとめ
憧れの人や仕事があることは、とても健全で好ましいことです。
しかし、憧れには「憧れの対象(人や仕事)の光り輝くポジティブな一面に気を取られてしまい、陰に隠れたネガティブな一面に気づけなくなる」危険性があります。
ゆえに、憧れの対象がある自覚がある場合においては、意識的にネガティブな一面を知るための具体的なアクションを起こすことをおすすめします。
就活でも転職でも、今は口コミサービスという便利なリサーチ手段があるので、まずはそういった手軽に調べられる範囲から、憧れの実態に近づいてみてはいかがでしょうか?
<参考情報>
・【おすすめ】就活や転職に使える口コミサービス
執筆者はこの人!

就活支援のプロ。自分のキャリアを考える機会を増やすことで“くじ引き”と言われる初職選びで外れくじを減らすことができると信じている派です。Twitterはこちら。
公開日 2019-09-01 最終更新日 2022-07-16