転職はいつするべきか?
転職におすすめの時期はいつなのか?
転職の時期に有利不利はあるのか?
これらの疑問について、お金・スキル・求人需要の3視点で説明します。
1. お金視点の転職におすすめの時期
お金視点で考えると、転職におすすめの時期はボーナス(賞与)を貰ったタイミングです。
3月決算の企業だと、7月の夏のボーナスと12月の冬のボーナスが多いパターンだと思いますが、賞与の仕組みは企業によって様々なので、ご自身の所属企業のボーナス時期をきちんと押さえておきましょう。
5月のゴールデンウィーク明けから転職活動を開始。6月中旬から7月上旬に内定してから現職に退職の意思を伝えて、7月中旬から8月上旬に退職。という具合に、転職活動スケジュールのお尻(退職タイミング)をボーナス支給タイミングに調整する形が最適です。
ちなみに…
「えっ、ボーナス何それ? 美味しいの?」という方は、この段落の内容は見なかったことにしておいてください…
ʕ•ᴥ•ʔ(世の中にはボーナスが出ない企業もたくさんあるんです。ウワァアアアン!)
2. スキル視点の転職におすすめの時期
転職をキャリアデザインの手段と捉えるならば、自分が望むスキルが身についたタイミングが、転職におすすめの時期になります。
もちろん、現職で働き続ける中でスキルアップをしていけるキャリアを描けるのが好ましいと思いますが、企業組織で働き続けることは、配属ガチャに上司ガチャ、取引先ガチャなどの運が絡みます。このまま現職に留まる選択をしていては望むスキルを身につけられないかもしれません。
以下のチェックリストについて「あー、これって私のことじゃん!」という心当たりがある方は「転職を考えること」を考えてみても良いのかなと思います。
<チェックリスト>
- このまま現職で働き続けても得られるスキルがあまりないと感じている
- 出世することで得られるスキルはあるが「上の役職者が詰まっている」などの組織の都合で、上位ステージに行くまでに数年の期間を要するであろうことが分かっている
- ハラスメントの理由により、上司や取引先との関係性が悪く、スキルアップ以前に、働く環境として最悪な状況にある
3. 求人需要視点の転職におすすめの時期
求人需要が高まっているタイミング(転職市場に流通する求人が多い時期)に合わせて転職するのはとても合理的です。
一般的には3月決算の企業が多いので、上期(4月)と下期(10月)の節目に、組織体制の見直しのための求人が増える傾向にあります。時期的には2〜3月と8〜9月。この時期に転職活動をすることがおすすめです。
ただし、これらの時期は求人需要の高まりに比例して転職者の動きも活性化する時期でもあります。ライバルとの競争が激化することは覚えておきましょう。
なお、この話はマクロ視点(中途採用マーケットの全体感)の話に過ぎません。ミクロ視点(個人の転職活動レベル)で考えると自分にマッチする求人需要で考えるべきです。そして、自分にマッチする求人需要を知るために中途採用市場の前線に身を置いている転職エージェントを活用するのは賢い行動だと思います。
転職する気が全くないのに転職エージェントを利用するのは宜しくないと思いますが、「実際に心を動かされる求人との出会いがあれば転職をする(そうでない場合は転職はしない)」ぐらいの考え方であれば転職エージェントを遠慮なく頼って良いと思います。
ちなみに「転職エージェントとはなんぞや?」という方は以下の記事を参考にしてみてください!
<参考情報>
・転職エージェントとは|転職サイトとの比較で分かる10の違い
執筆者はこの人!

自動車メーカーの社内SE→人材紹介会社の法人営業→就活支援会社の事業企画・メディア運営→独立。ニャンキャリアを運営。Twitterはこちら。
公開日 2019-08-05 最終更新日 2022-05-22