就活に関する質問や悩みに、就活支援のプロフェッショナル「ジョブ吉」がズバッと答える企画。それが就活相談です。
それではどうぞ!
就活相談の内容
履歴書は手書きが良いのでしょうか? それともパソコンで作成したものを印刷する形でOKなのでしょうか? どちらにも合理性が有るようにも思えて判断がつきません。
就活相談の回答
どうも、豚野 郎(とんの あきら)です。
今日はジョブ吉が非番なので、俺が代理で回答するよ。 早速だけど、これは「きのこの山 VS たけのこの里」論争と一緒だね。好みや思想の問題だから、どうしようもないというのが結論なんだ。
俺は「履歴書はパソコン派」なので、何をどう考えても「履歴書はパソコン派」のロジックが圧倒的に正しいと思うが、応募した企業が「履歴書は手書き派」だったら、そのロジックは1ミリも通用しないって話。
ロジックは好みや思想には勝てないのさ。
その上で、俺としては「履歴書は手書き派」の企業に屈することなく、履歴書はパソコンで作成するというスタンスを取ることを超絶お勧めするよ。
「履歴書は手書き派」の屁理屈
まずは「履歴書は手書き派」のロジック、いや、どうしようもない屁理屈を論破していきたいと思う。
屁理屈①:手書きの履歴書は想いが伝わる
それってあなたの感想ですよね?
想いが伝わることがそんなに大切なら、採用選考だけじゃなくて、企業HPも、顧客へ送信するメールも、商談で使う提案書も、社内の書類も、全て手書きを徹底すべき。
えっ?「それは非効率だ」だって? じゃあ履歴書も効率化しようぜ。採用選考にだけ非効率ロジック適用するんじゃねぇよ!
屁理屈②:パソコン作成の履歴書は印象が良くない
これは、ちょっと何言ってるかわかんない。
手書きか否か(筆跡)が選考に関わるのであれば、募集要項の中に「手書きの字の綺麗な人」と書くか、応募書類の条件として「履歴書(手書きでお願いします)」と明示すべき。
そして、職遂を遂行する上で必要になる能力要件として「手書きの字を綺麗に書く能力」が定義できないのであれば、手書きの履歴書を要求することはナンセンス。というか、求職者への嫌がらせだと思うよ。
屁理屈③:手書きの履歴書の方が「何となく」印象が良い
「何となく」ってことは、そこにロジカルな理由がないってこと。こういう慣習的な考え方が求職者の負担を増やしているんだよね。配慮が不足しているんだよ、配慮が。
そんで、求職者に対する配慮の不足は、その会社の顧客(ステークホルダー全般)に対する配慮の不足も連想されちゃうから、そういった企業は応募しない方が無難だと思うよ。
えっ?「たかが履歴書は手書きが良いという考え方だけで、会社全体の悪印象に繋げるのは大げさだ!」だって? もしそう思うなら、「たかが履歴書の文字だけで、求職者の印象を決めつける」のは不味いのではないですかね?
屁理屈④:手書きの履歴書は性格がわかる
そもそもの話、筆跡だけで人の性格を推し量る行為は、おこがましいのよ。
それに求職者の性格は、面接の中でしっかりと見ることができるんだから、履歴書の筆跡という不確かな情報に依存する必要は全くないよね。
「履歴書はパソコン派」のロジック
ここからは「履歴書はパソコン派」のロジックをお伝えしようと思う。
ロジック①:履歴書で重要なのは、筆跡じゃなくて情報
もうね、これに尽きるんだよね。
「履歴書は手書き派」の屁理屈って、要するに「筆跡から読み取れるものがあるじゃん!」なんだけど、そもそも履歴書で重要なのは筆跡じゃなくて、そこに書かれている情報だよね? 氏名・年齢・顔写真・学歴といった情報が欲しいんだよね?
手書きでなくても、何ら問題ないじゃん。
ロジック②:パソコンを使えば履歴書を効率的に作ることができる
やることが多くて忙しい就活では合理化が重要。
だから履歴書はパソコンで効率的につくるべき。履歴書を1枚1枚手書きで書くのって非効率の極みだからね(ちなみに、俺は普段手書きをしていないもんだから、すぐに右手がプルプル震えちゃうよ)。
そして、企業側も「履歴書はデータ(パソコン作成)で全然OKですよ」と明示するべき。その配慮は求職者の負担を減らす行動として、求職者から支持されると思うよ。
まとめ
どうだったかな?
ご覧の通り、俺としては履歴書はパソコンで作成するというスタンスを取ることをお勧めしているわけだけど、冒頭に伝えている通り、応募した企業が「履歴書は手書き派」だったら、どうしようもないってことは頭に留めておいて欲しい。
最後に、パターンごとのお勧めの対応方針をまとめておくね。
- 手書きの履歴書の指定がある場合
その企業に応募するのであれば手書きの履歴書を書く。
- 特に、履歴書の指定がない場合
履歴書はパソコンで作成する。
こちらからは以上です。
執筆者はこの人!

純国産ポーク。
公開日 2023-02-18 最終更新日 2023-04-08