就活には「お金の苦労」が付き物です。
スーツや鞄、靴などの服装にかかる費用。選考や会社説明会、就活セミナーなど移動の度に発生する交通費や飲食費。証明写真や履歴書、就活対策用の書籍などの費用……
就活にかかる費用を合算すると、とても大きな金額になることは想像に難くありません。
<就職活動費用の推移>
- 2010年卒:162,911円
- 2011年卒:167,166円
- 2012年卒:163,229円
- 2013年卒:154,311円
- 2014年卒:157,013円
- 2015年卒:151,326円
- 2016年卒:162,902円
- 2017年卒:138,763円
- 2018年卒:143,943円
- 2019年卒:135,811円
- 2020年卒:136,867円
- 2021年卒: 97,535円
- 2022年卒: 61,212円
コロナ禍をきっかけとしたオンライン選考の普及によって交通宿泊費や飲食費は大きく削減できている点は良いことですが、依然として数万円の金銭負担は重くのしかかっている状況です。
そんな中、近年では、就活でお金を節約できる就活サービスが生まれ、徐々に就活中の方々に利用され始めています。あなたは、これからご紹介する就活サービスをいくつ知っているでしょうか?
交通費を節約できる就活サービス
サポーターズ
サポーターズは、デジタル・IT業界を目指す就活生に企業との出会いと支援金を提供している就活サービスです。サポーターズを通して説明会や選考会に参加すると、支援金をもらうことができます。
※支援金の用途は、遠交通費、宿泊費用、スーツの購入などの活動資金に自由に利用可能。
~交通費の節約術~
・帰りは新幹線ではなく高速バスを使う
例えば、東京−大阪間で比べると、新幹線料金13,620円に対して高速バスは3,000円〜5,000円台。その差は歴然です。ただ、高速バスは移動時間が長いので体に負担がかかります。ベストコンディションで選考に臨む観点では、行きは新幹線(または飛行機)にして、帰りに高速バスを使うことをおすすめします。
・就活系のスケジュールを集中させる
交通費が支給される企業の説明会がある場合は、その日程に他社のスケジュールを合わせることで、かなりの節約が可能です。
・Web説明会などのオンライン就活を活用する
近年はオンラインの会社説明会を実施する企業も増えてきています。Webセミナーは大手就活サイトで探すこともできるので、そういった機会を有効活用しましょう。
・1駅2駅ぐらいの近距離であれば歩く
東京都内の山手線など、駅の区間距離が短い場合は徒歩移動で交通費を節約できます。
被服費を節約できる就活サービス
カリクル
カリクルは、スーツを無料で借りることができる就活サービスです。男性はジャケットとパンツ、女性はジャケットとスカートの2点を無料レンタル可能です。気になるスーツのレンタル期間は、なんと「就活が終わるまで」。入社月の月末までに返却すれば大丈夫です。
~被服費の節約術~
・知人から譲ってもらう
サークルや部活のOBOG、研究室やゼミの先輩、アルバイト先の社会人などの知人から就活スーツや就活バッグを譲ってもらえないか聞いてみましょう。
・メルカリで安く買う
就活スーツは就活シーズンしか着用しない人もいるので、メルカリなどのフリマアプリで安く買うのも有りです。
宿泊費を節約できる就活サービス
就活シェアハウス
就活シェアハウスは、就活生限定のシェアハウスです。1ヵ月4万円前後、短期滞在は1泊約2,500円で利用可能。全物件が家具・家電付きです。
~宿泊費の節約術~
・知人の家に泊めてもらう
これが一番節約になりますが、異性の知人の家に泊まるのはできるだけ避けることをおすすめします。
・ネットカフェを使う
ネットカフェであれば完全個室でも1,000円台で宿泊できるお店も有ります。(例)カスタマカフェのナイトプラン
・カプセルホテルに泊まる
ネットカフェの利用に抵抗がある場合はカプセルホテルを利用するのも手です。2,000〜3,000円台で宿泊可能な所も有ります。(例)オークホステルキャビンの宿泊予約・料金比較
飲食費を節約できる就活サービス
CAMPUS PLUS
キャンパスプラスは、学生のためのワンコインラウンジです(場所は秋葉原)。1日500円で利用し放題。Wi-Fi・電源完備。フリードリンク。プロジェクターやホワイトボードも無料貸出しています。
知るカフェ
知るカフェは、大学の近くにある大学生専用カフェです。就活生だけでなく大学生1年生から院生まで無料で利用することができます。電源・wifi完備、ドリンク無料。場所は関東・関西・名古屋・福岡・アメリカ・インド。場所の詳細はこちら。
~食費の節約術~
・飲み会に行かない
飲み会への参加には1回あたり数千円はかかることを考えると、飲み会の頻度は抑えることの節約インパクトはとても大きいです。
・マックやサイゼリアを利用する
これは食費とカフェ費を同時に節約する方法の王道中の王道です。
・水筒を持ち歩く
割と自販機やコンビニで飲み物を買っている自覚がある人は、水筒を持ち歩くだけで結構な節約になります。SDGsの観点でもGoodです(プラごみを減らすことができます)。
・カフェの利用を絶つ
カフェの利用目的が「次の予定までの時間潰し」であれば、それは公園や商業施設の休憩スペースを使うことでも代替可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
これらのお金を節約する就活サービスの情報が、あなたの就活での「お金の苦労」をやわらげるための助けになれば嬉しく思います。
執筆者はこの人!

就活支援のプロ。自分のキャリアを考える機会を増やすことで“くじ引き”と言われる初職選びで外れくじを減らすことができると信じている派です。Twitterはこちら。
公開日 2019-06-27 最終更新日 2022-06-19